蔵王連峰の「お釜」を撮りたくて、熊野岳(1,841m)から刈田岳(1,758m)まで続く「馬の背」と呼ばれる外輪山を辿ってみました。
ちょうど山形県と宮城県の県境にあたる部分ですね。
とはいえ、本格登山という訳ではもちろんなく「蔵王ロープウェイ」 で地蔵山山頂まで行くことにしたので、「馬の背」までは2.2Km程度の登りでOKでした。
日頃の運動不足の結果が顕われて、ほぼへとへと状態で目的地に到着したものの、山の上は厚い雲の中。でも、しばらく待つとなんとか「お釜」が・・・。
さらに目まぐるしく雲が流れます。
ところで、この「お釜」は別名「五色沼」と呼ばれる、日によって色が変わる火口湖なのですが、なぜ「お釜」と呼ばれるようになったのかは不明のようです。
ただ、いわゆる観光コースである「刈田岳展望台」からの眺めよりも、この「馬の背」からのダイナミックな眺めを目のあたりにすると、少なからぬ恐怖感というものも芽生えます。事実、足元は火山礫で、ともすれば火口まで滑り落ちそうなほどのもろさです。
忘れてならないのは、ここが活火山であるということです。そして、いつ湯気を上げて煮立つかもしれないこの五色沼は、間違いなく「お釜」と呼ぶにふさわしいのでしよう。
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